泣いて笑って手をつなぐ

ひとりっ子三兄弟の母になる

名著!!『産前・産後のからだ革命』~後編~

✲出産をしたら産後ケア✲

●Rin(宮澤千尋)●
産後ケアのプロとして
出産をした女性も「わたしらしく」
のびやかに人生を歩めるようサポート ‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ。 
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✲出産してすぐ:マレー式産後ケア✲

✲産後2ヶ月から:産後ケア教室✲

 

 

昨日に引き続き「産前・産後のからだ革命」でわたしがうんうんと頷いたり、ハッとした言葉を紹介していきたいと思います。

(現在は3冊に分かれて電子書籍として販売されていますが、手元にあるのは紙書籍なので、ページ数等にはズレがあります。)

 

 

ボディメイクに欠かせない「普段の姿勢」

特別な時間をとって腹筋運動をするよりも、起きている時間はつねに腹筋を意識して、正しい姿勢で身体を動かすことが大切。
一番手っ取り早いのが、毎日もっとも長い時間とっている姿勢。つまり座り方を意識することです。
(CHAPTER 03 妊婦のセルフケア&トレーニング P88より引用)
 
ここには「妊婦だからこそ腹筋がたいせつ!」ということが記されているのですが、これは妊娠中に限らず全人類(笑)にあてはまることだなぁ~と思います。
 
わたしも気になる箇所を引き締めたいなぁと思って筋トレをしたり、立ち姿が気になって筋力不足なところにアプローチしたりしますが、トレーニングだけしてあとは野となれ山となれ~では、せっかくのトレーニングの効果が薄れてしまったり、時には意味のないことになることも。
 
トレーニングをしたことで意識せずとも正しく筋肉が使われるようになり姿勢が整うということももちろんありますが、それでもやっぱり、普段の姿勢に対する意識は持っていたいなと思います。
 
日常生活の中ではトレーニングをしていない時間の方が長いので、その時の身体の使い方のクセの方が、筋肉に大きく影響してしまうんですよね。
これだけやったから!とダレてしまうくらいなら、常に姿勢を意識して(骨盤を床に対して90度に起こして☆)生活する方が、着実に身体は整ってきます✨
 

産後の今、何が必要か

これから長く続く子どものいる人生をより豊かに、充実したものにするために、産後6か月の間に本当に必要なことは、ダイエットでも、もちろんキツい下着で身体をしめつけることでもありません。
本当に必要なのは、まずは基礎体力を取り戻すこと。そして環境や生活のどんな変化にも対応できる柔軟な思考とコミュニケーション能力を磨くこと。こうした「生きる力」を意識して磨くことが、子育て導入期ともいえるこの時期には必要なのです。
(CHAPTER 04 産後のセルフケア&ボディメイク P103より引用)
 
産後は体型が気になるもの。出産するまではパーンと張っていたお腹が、出産をするとぺたっと平らになるのかと言えばそうではないんです。
正直わたしは、第一子の産後初めてシャワー室の全身鏡の前に立った時に泣きそうになりました。お腹周りのメリハリのなさ…皮膚が縮んでしわしわになっているし、肌の色も暗く見える、正中線も余計目立つ…え…これってこれからどうなるの?と思いました。
 
だから、体型を戻したい!!の気持ちも、今やらないと手遅れになるのかも!!の気持ちもすーーーごくよく分かります。
 
でも大丈夫。身体を整えていけば、平らなお腹は作れるようになるので☆
(こちらに3人出産後の、現在のわたしのお腹を載せてみました。笑)

 

しかし、身体が十分に回復しないうちから忙しい子育て生活に突入してしまうことは、じつは女性の身体にとっても心にとっても大きなリスクを伴います。産後の“リハビリ”が十分でなかったためにその後何十年も続く腰痛などの不調を抱えたり、心のバランスを崩して産後うつに悩んだり、というのは決して珍しいことではありません。
(CHAPTER 04 産後のセルフケア&ボディメイク P102より引用)
 
産後にリハビリ??と思われるかもしれませんが、そうです、リハビリです!
子宮内から胎盤が剥がれ落ちて約1ヶ月間悪露が出続けて、赤ちゃんを産むために緩んで大きく形を変えた骨盤もまだぐらぐら。普通通り…ではないですよね??
帝王切開の方はこれに加えて12㎝くらいお腹(皮膚・筋肉・臓器)を切っていているのですから…産後入院中は当時の仲間とエールをどんなに送ったことか…。
 
大きな怪我をしたとき、無理に動くと正常に回復しないというのは想像できますよね?産後も、それと同じ状態なんです。
 
だから安静にすることも、そのあと身体のリハビリをすることも必須!!
そして、ホルモンバランスと共に環境も大きく変わりますし、家族以外の大人と話す機会、社会と関わる機会が激減するので、心のリハビリも必要だったりします。
 
産後に必要なことは、体重を気にしてダイエットすることではなくて、自分の身体の状態を理解して、まずは安静にすること、そしてリハビリに取り組んで心身の状態を健やかにすることなんです。
 

うまくいかなくて当たり前!

……と、ここまでいろいろ書きましたが、多分この本の通りには、すべてはうまくいかないと思います。カッコよくないこともいっぱいあるはずです。(中略)
思考停止さえしなければ、どんな経験も糧になるものです。たとえいまは笑えなくても希望を見つけようとする気持ちだけは失わない。そんなスタンスで、ぼちぼちやっていければいいと思います。
(EPILOGUE すべてがうまくいかなくてもいいんだよ! P168-P169より引用)
 
 
 頭で分かっている通りになんでもうまくいくなら苦労はしない…ですよね。本当にそう。頭で分かっているのにうまくいかない、うまくできないからもどかしさを感じてしまう。でも、そんな時があって当たり前!
 
「あぁ、いまこれはうまくできないんだな」とか「なんかわたしイライラして夫に八つ当たりしているわ!」と、ふと自分を客観視することが出来たら、そんな自分を受け止めて、「じゃあどうしていきたいかな?」と考えていけたらいいんだと思います。
 
「ぼちぼちやっていく」これがなんだかいいなぁと沁みています。フルパワーで走り続けることはできないし、緩急つけながらもぼちぼちやっていこう。そんなスタンスでいられたら、肩の力が抜ける気がします。
 
自分にも周りにも感謝して、しまったな~と思ったらちゃんと謝って、自分一人で抱え込まずにパートナーや家族、周りの人といろんな面で手を取り合っていく…子育てはそりゃあ大変なことだけれど、それをおもしろがりながら成長していければいいな…と今は思っています☺
 
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本当に「もっと早く知りたかったよ~!!!」ということの詰まった3冊なので、産前産後の方はぜひぜひ手に取ってみてください📚💕