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ひとりっ子三兄弟の母になる

「産褥期3」~産後のバイブル~

✲出産をしたら産後ケア✲

●Rin(宮澤千尋)●
産後ケアのプロとして
出産をした女性も「わたしらしく」
のびやかに人生を歩めるようサポート ‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ。 
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✲出産してすぐ:マレー式産後ケア✲

✲産後2ヶ月から:産後ケア教室✲

 

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こちらはマドレボニータの吉田紫磨子インストラクターの著書「産褥期3」

第4子の産後、2014年に発行された産後のバイブルです!

(現在は吉田紫磨子インストラクターから直接購入可能です📚¥1,000 )

 

何度読んでも「本当にその通り…!」と思う箇所、そして今回新たに心にとまった箇所を書き留めておきます。

 

 

産後は本当に想像以上

出産後の心身のケアが不足し、産後女性が社会的に孤立した結果、社会問題が起きているのは明らかなのに、なぜ個人の努力にまかされるか?それは「妊娠・出産は病気ではない」という社会認識からです。「産後は病気ではない。だから甘えるな」という刷り込みのもと、産褥期の養生は個人の裁量に任されています。(中略)こんなにも産後の体はダメージを受けているのに、治療方法も特効薬もありません。「養生する以外に回復方法はない」ということなのです。

(Part.1 産褥期の体 P7より引用)

 

最初に書かれているのは産後の実態。産後の体はどういう状態なのか、心はどんな状態なのか、サポートはどんなものがある?(もしくはない?)

そのなかでも、経験した人が口をそろえて「大変」「しんどい」「想像以上」と話すのになぜ何十年も産後のサポートはないがしろにされてきたのか…ということ。こちらの引用にありますが、「産後は病気ではない」という認識ですよね。

これは妊婦にも当てはまることですが、産後は見た目が「普通の人」になるのでますますその大変さは理解されにくいのかもしれません…。

 

「養生」するための準備?!
体がしんどいのだから、産褥期はしっかり養生すればいい話。ところが用意周到に休む状況を用意しないと養生できないのが現実です。(中略)「新生児って、まだ動かないし、小さいし、ずっと寝てるんでしょ。大丈夫なんじゃない?」とたかをくくってしまいがちですが、昼夜の区別もまだつかず24時間起きているぐらいの心づもりでのぞんだ方がいいです。

産褥期の家事は想像以上
家事も想像以上の量になります。まず、赤ちゃんはあんなに小さいのに、洗濯物が増えます。(中略)これは、夫婦2人はもちろん、実家の母親を頼りっきりにするのも酷な家事量!
(Part.1 産褥期の体 P9より引用)

 

そうなんです…産後は本当に「想像以上!!」の連続。誰だって、「産めば後は育てるだけ~簡単でしょ~♪」とは思っていないと思います。「子どもが第一優先になるし、今より自由はなくなるな、睡眠もまとまって取るのは難しいよね。」と、覚悟を持っていると思います。それでも想像以上!!なのが現実。

 

・陣痛を乗り越えて産んだのにまだ体が痛いよ…座ることすらできない。涙
・オムツって、こんな頻度で替えるの?!80枚入りがあっという間になくなる!!
・吐きこぼし、オムツ漏れ、もう着替えもシーツもないよ~!!
・自分でコントロールする短時間睡眠と違う…もう何か月まともに寝てない…?
・(わたしが)40度の発熱?!しんどい・・・乳腺炎って・・・なに・・・
 
パッと思いつくだけでもこんなに産後の「聞いてないよー!!」が思い出されます。
本当に本当に、産前からの準備が必要なのですが、なかなかそれが難しいんですよね。話に聞いていたとしても、「これほどとは!!」という感じなんじゃないかと思います。
でも!!産後1ヶ月は母は家事育児を一切せずにゆっくり養生する計画をしっかり立てることが本当に重要。「みんなやってるし、結局はわたしが動くしかないよね」という考えは捨てて、そしてパートナーも「絶対に妻が完全養生できる準備をする」という心づもりで、話し合いと準備をすることを心からお勧めします。
 

パートナーに求めるのは完璧な育児…?

ドヤ顔育児より一緒に弱音を吐いて!
女性が望んでいるのは、育児そのものよりも、実はコミュニケーションや「大変さの共有」なんです。
ドヤ顔で完璧に家事・育児をされるよりも、1人っきりで育児をしている時間の大変さを理解して、一緒に弱音を吐いて、2人でお手上げになって周囲にヘルプを求めること。(中略)一緒に音を上げるからこそ、「赤ちゃんのかわいさ」も共有できます。

(Part.2 弾性のかかわり方 P16より引用)

 

これを読んだときに「それそれー!!!」と心の声が聞こえてきました。先日、夫の育休を振り返った時に感じ入ったのはこのポイント。家事育児を完璧にやれたかどうかではなくて「これは大変だね、これは閉塞感を感じるね」と大変さを経験して共有できたことが、何より嬉しいことでした。

 

「もう会話なんていいから、分担したことをきっちりやってくれればそれでいい」そんな気持ちが湧いてくることも、産後はあるかもしれません。でも、それは本当にそう思っている?その奥に「大変さを分かってほしいし共有したい。でも、そんなのムリだから」という前置きのようなものがあるかもしれません。

そうすると、本当の望みは「大変さを分かってほしいし共有したい」ということ。自分の思いを無視してしまうと、夫婦関係も自分の感情も、どんどんややこしくなってしまうので、「本当はどうしたいんだっけ?」ということを自分に問う習慣があるといいなと思います。

 

17ページには、男性からの「産褥期エピソード」が寄せられていて、これもまた面白いです!!夫の感想や思いを聞くのも興味深かったですが、色々な視点からの声が聞けるというのは気づきがあっていいですね😌

 

産褥ヘルプという文化

みなさんは「産褥ヘルプ」という言葉を聞いたことがありますか?

産褥ヘルプとは、こんなこと…

 

マドレボニータでは、友人同士、地域の人達で、高価なお祝い品を贈る代わりに、時間と手を少しずつ差しのべるという「産褥ヘルプ」を提案しています

(Part.3 産褥ヘルプについて P22より引用)

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(Part.3 産褥ヘルプについて P24より引用)

 

読んでみると、本当に素晴らしいんです。訪問のスケジュール管理はヘルプをお願いする家族と、ヘルプに行く人たち共有のスケジュール表で調整。

ヘルプに訪れてやることはご飯を作ったり、上の子と遊んだり、掃除をしたり、産褥府と一緒に話をしながらご飯を食べたり。ご飯を食べるとき以外、産褥府は布団に横になって養生しています。養生が大切と分かっていても、何もしていないと会話・コミュニケーションに飢えてきます。だからこそ、身体を休めながらも会話が出来るのは本当に嬉しいことです!!

 

これ、今なら「すごくいい~!!!」と思うのですが、第一子の産後は出来なかったかも…と思ったのも事実。

 

・ぼさぼさの頭でパジャマ姿で友人に会うのは嫌だな
・台所をお任せするのに抵抗があるな
・洗濯物を洗ってもらう・畳んでもらう…下着はちょっと…

 

こんな思いがあったよね~~~。と思います💦

でもこれは、産後の大変さを知らなかったから…!今ならお願いできますね。「そんなこと言っている場合じゃないから!!!」って。笑

そして、産後の大変さを知り、産褥ヘルプがあったらどんなに助かるかということも想像できるので、実際に友人の家に行って、友人には寝てもらって料理をしたり掃除をしたりしたこともあります。

今はコロナ禍で、それをすることもなかなか難しいのがなんとももどかしいですね…。(お互い了承が取れればいいと思います!)

 

この後は具体的にどんな風にヘルプしてもらったのか、そしてその間産褥婦はどんな風に過ごしたのかが書かれていますが、ヘルプしてもらっている間に眠りについて、そっとヘルプに来た友人が返ることも珍しくなかったり、上の子たちの運動会の準備をヘルプの友人がしてくれていたり。きっと、「想像以上」だと思います。もう、ぜひぜひこれから産後を迎えるカップルや、お友達が出産を控えている方に読んでほしいですっ!!!!!

 

産後の大変さとか、産褥期の養生ってどのくらいの物なのかがビシビシ伝わってくること間違いなし。

 

産褥期は絶対養生!

産後には適切なリハビリを!

 

これが当たり前の世の中を目指して日々邁進してまいります!

産後のリハビリって…?に関しては、また後日わたしの考えを書き記そうと思います。