泣いて笑って手をつなぐ

ひとりっ子三兄弟の母になる

なぜ産後ケア教室なのか?

✲出産をしたら産後ケア✲

●Rin(宮澤千尋)●
産後ケアのプロとして
出産をした女性も「わたしらしく」
のびやかに人生を歩めるようサポート ‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ。 
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✲出産してすぐ:マレー式産後ケア✲

✲産後2ヶ月から:産後ケア教室✲

 

 

今週も1週間がスタートしましたね☺

今月は先輩インストラクターの教室にアシスタントとして入って研修をさせてもらう「アシ研」もスタートし、教室開講の場所や、誰にプログラムを届けたいか…などをより深く考える時間が増えています。

 

「好き」を仕事にしてきたわたしですが、なぜ「産後ケア」なのか。

振り返って、今の思いを確かめたことを残しておこうと思います。

 

 

出産を機にがらっと変わる世界

産後は本当に変化するものが多いです・・・それも、想像以上に変化するものが、多いです。わたしも初めての産後は、何が起こっているか頭で整理する間もなく、色々な変化に直面しました。

 

産後の体型からの自信喪失

え…赤ちゃんが外に出た後の身体って、こんななの?

妊婦の時には感じなかったメリハリのなさに、お腹周りがこの後どうなっていくのか分からない不安。妊娠前からの変化に愕然として、「夫に見られたくないー」ととても不安な気持ちになりました。

(産後入院した病院のシャワー室の全身鏡を見た時の衝撃とショックは今でも忘れられません)

 

居場所のない孤独感

もちろん家の中には居場所はあります。

でも、赤ちゃんを迎えた生活では外出の機会がぐっと少なくなり、出かけても周囲に気を遣うことが増えるためよほどの理由がないと公共の乗り物には乗らないようになりました。

 

そして少しでも外に出よう、子どもにも色々な人との関りを経験させたいなと出かける支援センターなどでは、子どもの話、それも定型文のように発達段階の話をするばかり。

 

だんだん、「わたしって一体なんなんだろう?母である以外のわたしは、どこにいったんだろう?」と感じるように。母以外の自分でいる時間があまりになさすぎて、「何をしたい?」「どこに行きたい?」と聞かれても、自分の気持ちが見えなくなっていました。

 

必要なものも我慢する日々

育休中とはいえ、自分でお金を稼いでいない…という気持ちがあり、自分の欲しい物ややりたいことにお金を使うことに罪悪感を感じていました。なので、極力自分のものは買わない。ちょっと気になるものがあっても我慢する…そうしているうちに、とっても惨めで卑屈な気持ちになって少なくなり

 

24時間、疲弊しながら赤ちゃんのお世話をしていてフラフラなのに、こんなものを買うことも我慢しなきゃいけないんだ…と思いながら子どものお祝いや行事はお金を使う、それって“いびつ”だなと今なら思うのですが、そんな判断をしていました。

 

そんなわけで、自己肯定感も駄々下がり。

自分の身体や心に何が起こっているのかも分からなくて、そこから抜け出す方法が見いだせずにいました。

 

思い込みから抜け出して見えてくる世界

並べていた変化への対応は、ちょっと客観的に当時の気持ちを眺めると解決へのアプローチがとれるものがほとんどでした😳

 

  • 夫の気持ちを聞くこともせず不安になるのではなく、その思いを正直に伝えて話をする
  • 子どもの話ではなく、自分の話をする時間を夫や、友人とする。
    この時のミソは、「どうせ〇〇だから…」ではなく、「自分はどうしていきたいか」という思いをもちながら話すこと!わたしはネガティブゾーンに入っていたので「仕事もしたいけどいつできるようになるのか分からないし」「こんなことをしてみたいけど時間がないし」と口にしてしまうことが多くて余計浮上できなくなっていました💦
  • 自分が本当にやりたいこと、必要だと思うものはしっかりと得ること。
  • 体力をつけること
    上に“ネガティブゾーンに入っていた”と書きましたが、実はそれも、体力をつけることで抜け出すことができました。
    具体的に書くと、第一子産後は断乳をして寝る時間が増えたこと、軽い貧血状態から正常な状態に戻ったことがわたしは大きく、さらに第三子の産後は身体を動かす習慣をつけることでとにかく楽になりました。

 

わたしはここにたどり着くまで2回の妊娠と出産を繰り返しましたが、第三子の産後に参加したマドレボニータの産後ケア教室ではこの全てが(もっと深い部分まで!)プログラムに盛り込まれていました。

 

何年も苦しまなくても、産後のしんどさから抜け出せる…!!

人のマインドはなかなか耳で聞いたり頭で分かっているだけでは変わりませんが、産後ケア教室では4週かけて身体を動かしたり自分の話をしたりすることで、体感を伴って自分に起こっていた変化に気づけて、抜け出せないと思っていたトンネルにも出口があって、自分で出ることができるということが見えてきます。

 

わたしみたいにしんどい想いをする女性がすこしでも減ってほしいという思いとともに、教室に来てくれた方と身体を動かすこと、言葉を交わすことが、とっても楽しい。レッスンをするたびに、この仕事を続けていきたいな、と思います。

 

対面でのバランスボールレッスン、オンラインでの4回コースを今までは開催してきましたが、ついに対面での4回コース=産後ケア教室の開催がスタートします。

 

たくさんの人に出会えますように、たくさんの人に届けられますように…と、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。

こんな教室があるんだよ、と1人でも多くの方に知ってもらえるように、情報発信していきますので、このブログを読んでくださったみなさんも、周りの妊娠中&産後の女性に「産後ケア教室っていうのがあるんだって」と伝えていただけると嬉しいです☺