泣いて笑って手をつなぐ

ひとりっ子 四人の子どもの母になる

仕事を辞めても、わたしはわたし。 産後3年の再受講で気づいた「母が満たされる」こと~教室受講後インタビュー~

*母になっても、わたしらしく*

宮澤千尋

認定NPO法人マドレボニータ
産後セルフケアインストラクター

発達科学コミュニケーショントレーナー


*産後2ヶ月から:産後ケア教室*

*子どもの心と脳を伸ばす声かけはこちら*

 

こんにちは、産後ケア/ペアレントトレーニングのトレーナー、宮澤千尋です。

産後ケアと子どもへの声かけを通して、母になっても「わたしはどうしたい?」を見失わず、子育ても仕事もじぶんで選んでいけるよう伴走しています。

 

 

今回紹介するのは、産後ケア大泉学園教室を産後3年で再受講してくださったKさんの受講後インタビューです。

 

Kさんが初めて教室に参加してくださったのは、第二子産後9ヶ月のころ。

そして今回、第二子産後3年を迎えたタイミングで、もう一度教室に来てくださいました。

 

 

きっかけは、ライフスタイルを大きく変える決断をしたこと。

Kさんは、仕事を辞めるという選択をされました。

 

仕事を辞めたら、わたしは何者になるんだろう。

 

 

そんなアイデンティティの揺らぎと葛藤の中で決断した思いと、今感じていることを、惜しみなくシェアしてくださいました。

 

今回紹介するのは、産後ケア大泉学園教室を産後3年で再受講してくださったKさんの受講後インタビューです。

 

 

 

 

わたしのアイデンティティが揺らいだ「仕事をやめる」という選択肢

 

今回、わたしは仕事を辞めるという大きな決断をしたんです。

 

わたしは就職で東京に出てきていたし、
東京で子育ても仕事もしているわたしを、友達が「尊敬しているよ」と言ってくれることもあって・・・

 

それは嬉しい言葉だったけれど、自然とそれがプレッシャーにもなっていました。

 

「仕事を辞めたらわたしは何のために東京に出てきたんだろう」

 

という思いとともに、「仕事をやめる」ということはアイデンティティを失う選択だと感じていました。

 

 

 

子育ては、もちろん辞められない。

仕事も辞められない。

 

全部が辞められない。

 

 

そんな時に、友達がかけてくれた言葉があったんです。

 

 

何かを辞めたからって、今まで頑張ってきたいろんなものが変わるの?

仕事をしているKだから好きなわけじゃない。

KがKだから好きなんだよ。

 

 

わたしの性格も分かった上で、そうやって声をかけてくれる友達に、「ありがとう」って、今でも思っています。

 

 



 

「はじめまして」だから話せること

 

今回参加したのは、今の気持ちを、みんなに聞いてほしかったんです。

 

この教室で出会ったメンバーなら、全然見ず知らずだけど、きっと聞いて共感してくれたり、自分のことを知らないからこそ話せることもあるなって感じていたから。

 

知らない人だけど、一緒に運動もして、心が少し近づいている。

だからこそ、話せるし、聞いてほしい。

 

そういう気持ちで参加しているんだなって、ここに来て改めて思いました。

 

 

要約してもらった時、涙が出そうなくらい嬉しかった

 

対話のワークで、話を聞いてもらって、要約してもらった時。

理由は分からないけれど、涙が出そうなくらい嬉しい気持ちになったんです。

 

 

相手が要約してくれることって、相手がよく聞いてくれているということなんですよね。

 

別に、わたしの背景を知っているわけじゃない。

でも、「こうやって思っているんだね」と言ってくれることが嬉しかった。

 

 

悩んでいる時って、視野がすごく狭くなります。

本当は一人じゃないのに、相談できる人もいないって思ったりする。

 

でも、こうやって俯瞰してみると、聞いてくれる人もいっぱいいるし、背中を押してくれる人もいる。

 

人とのつながりって、ありがたいなと思いました。

 

 

 



「子どもがいてくれてよかった」と思えた日

 

今回、教室に参加してみて、ただただ楽しく過ごさせてもらいました。

 

産後1年以内でなくても、やり始めた時から体力って変わるんだなというのが、嬉しい発見でした。

 

やり始めることに、遅すぎることはない。

そう思いました。

 

4週間通って、やっぱり体を動かすことが心の元気になるんだなと思いました。

 

頭では分かっていても、なかなかできないんですよね。

 

 

そして今回、心に余白ができた時に、産後初めて、自分のために服が買いたくなりました。

 

 

産後初めて。

もう6年経っているんですよ。

 

 

それから、産後初めてぐらいに、「子どもがいてくれてよかった」と思えました。

 

今までそう思えなかった自分、なんでだろうと思うんですけど、それだけ苦しかったんですよね。

 

 

可愛いよりも、苦しいとか、きついとか、大変だが勝っていました。

全然心から可愛いなんて思えない。

そう思っていたら、6年間長くて。

 

 

でも今は、「可愛いじゃん」って思えるんです。

 

大変だし、ギャーギャー子どもが騒ぐこともある。

 

そんな中で、「でも可愛いじゃん」と見れている自分がいます。

 

 

そんな風に感じられる体と心になったんだなって、今この子たちと過ごせていることが幸せなことなんだなって思えました。

 

 

 

 

ママが笑ってると家庭が明るい

 

自分が満たされると、預けることへの罪悪感も少し変わりました。

 

これまでは、託児所に預けて自分の時間を持つことにも、ものすごく罪悪感があったんです。

 

でも、不思議と、自分が満たされると、それを感じなくなるんだなって。

 

今朝、園にで子どもがちょっと泣いていた時に

「わたしは教室に行くからね。あなたもそこで楽しんでね」

そう、軽やかに迎えたときに気がつきました。

 

 

ある意味エゴなのかもしれないけれど、でも、なんだか誇らしかったです。

 

 

 

そして、家庭にも大きな変化がありました。

 

「ママが笑ってると、家庭が明るい。本当にありがとう」

 

って、夫が言ってくれたんです。

わたしが仕事を辞めてから、家庭が明るいって。

 

 

それを支えてくれているのは夫だし、その経済的基盤がないと、そういう選択は頭をよぎらなかったわけで。

 

 

いろんなことを含めて、夫婦で協力できているんだなと改めて思えました。

 

 

 

 

 

それに気づかせてもらえたこの教室に出会えたことが幸せだし、わたしのターニングポイントなんだろうなと思います。

 

みんなと出会えたことも含めて。

 

 

 

Kさんの言葉を聞いて

 

ここまで、Kさんの言葉を中心に紹介しました。

 

Kさんの話を聞いていて、わたしが一番響いたのは、Kさんの言葉のあちこちから「わたし、満たされている」という感覚が伝わってきたことでした。

 

 

教室でも、折に触れてお伝えしていること。

 

 

ママがじぶんをケアしないと、人のケアなんてできないよ。

まずは自分が満たされてね。

 

 

でも、そんなことは、みんな頭ではもう分かっているんですよね。

 

「ママも休んでね」

「自分を大切にしてね」

 

そんな言葉は、世の中にたくさん溢れています。

 

けれど、それを実際に体現できるかと言われると、そこが難しい。

 

だからこそ、Kさんが自分で決断して、今までとは違う生き方を選び、「母が満たされると、家族も笑顔になる」ということを、言葉だけではなく姿で見せてくれたことが、わたしにはとても大きく響きました。

 

 

 

Kさん、大切な言葉をたくさん聞かせてくださって、本当にありがとうございました。

 

3年ぶりに教室に戻ってきてくださったこと。

人生の大きな節目に、またこの場所を思い出してくださったこと。

 

わたしにとっても、忘れられない時間になりました。

 

 

これからも、KさんがKさんの選んだ道を、しなやかに歩いていけますように。

 

 

 

ஐ𓈒𓂃𓈒ஐ


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産後も「わたし」を大切に生きるお手伝い。

マドレボニータ

認定産後セルフケアインストラクター
宮澤千尋(Rin)


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