泣いて笑って手をつなぐ

ひとりっ子三兄弟の母になる

産後を機に大きく変わる人生

✲出産をしたら産後ケア✲

●Rin(宮澤千尋)●
産後ケアのプロとして
出産をした女性も「わたしらしく」
のびやかに人生を歩めるようサポート ‿‿‿‿‿‿‿‿‿ꕤ。 
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✲出産してすぐ:マレー式産後ケア✲

✲産後2ヶ月から:産後ケア教室✲

 

ちょっと自分の思いを深掘りしたまま書き綴ったので、何のオブラートにも包まれていなくて言葉も乱暴なところがあるかも。でも、ありのままの心の中を残しておきます。

 

***

 

わたしは「女性」であることで感じる生きづらさにすごく違和感がありました。

 

・結婚

・出産

 

まず、20代から当たり前のように出てくるこのワード。

結婚も出産もするのが「普通」「しないのはなんで?」みたいな風潮がものすごーーく嫌でした。

 

そんなの、自由だし、現状を選んでいる理由だってそれぞれ。選んでいるのかもしれないし、望んでもまだ得られていないのかもしれない。そこに突っ込んでくるとか本当に余計なことだしあなた(他者)には関係ない。マジ余計なお世話。←こぼれる本音

 

産後ケアに携わったのは、出産を機に大きく人生が変わることがある、変えざるを得ない現実がある、身体もホルモンバランスも社会とのかかわり方も自分の意思に反して大きく揺れ動く…それでも、母である前に一人の人間であること、「わたし」であることを当たり前にしていきたかったからです。

 

でも、産後に関わらず。産前から、前述したような「当たり前」にすごーーく憤りを感じていたんです。

 

産後に限らず、どんな時だって人は性別にも年齢にも何に左右されることなく一人の人間であって、尊重されるのが当たり前。

周りと比べられたり、誰かの「常識」でジャッジされるなんてまっぴらごめんだよと。

 

わたしはわたしー。

 

そう思っていたわたしですら、何かとかけられる何気ない言葉にはいちいち疲れていました。

 

「彼はいるの?その人と結婚するの?」

「結婚はいいよー、結婚してはやく孫見せてあげないと」

「お子さんは?一人?兄弟はいたほうがいいよ」

「男の子2人?じゃあ次は女の子だね」

「女の子いないの?将来どうするの?女の子がいたほうがいいよ」

 

はい、疲れる疲れる。笑

笑いながら嘘はつかずに思っていることを伝えたりしていますが、そもそもこういう言葉をかけられることがうんざりなんですよね。

 

妊娠と出産によって職を失うこともあるし、望むように社会と関われなくなる人もいます。これって、妊娠や出産をしてもしっかりと社会と繋がれるような会社や仕事についていなかったことがいけないのでしょうか。理解のないパートナーを選んだことがいけないのでしょうか。そんな自己責任論で終わらせることなんでしょうか。

 

結婚しないことで周りからなんやかんや「アドバイス」を授かったりジャッジされたり。

 

子どもがいないことでやっぱり「アドバイス」を授かったり肩身の狭い思いをしたり。

 

全部全部、社会が未成熟だからじゃないのかな…と思います。

 

人はみんな違って当たり前だし。

だからこそおもしろいし。

 

そして…「女性」に限らず、周りと違うことでジャッジされるようなこと自体がすごーーくイヤ!

 

産後を機に社会的な立場が崩れていくことも変えたいし

「男性だから」「女性だから」という枠で不利益が発生することもなくしたいし

「普通と違うから」で肩身の狭い思いをする人がいることもなくしたい

 

「人権」なんだな…

わたしが興味があってずっと考え続けていきたいのは「人権」なんだ。

 

 

病める時も健やかなるときも悲しいときも嬉しいときも

自分の根っこにあるこの思いはずっと忘れずにいたいな…と思ったのでした。