泣いて笑って手をつなぐ

ひとりっ子 四人の子どもの母になる

学校に馴染めないあなたへ-不登校・行き渋り、雨の日のアジサイが教えてくれたこと-

*母になっても、わたしらしく*

宮澤千尋

認定NPO法人マドレボニータ
産後セルフケアインストラクター

発達科学コミュニケーショントレーナー


*産後2ヶ月から:産後ケア教室*

*子どもの心と脳を伸ばす声かけはこちら*

\繊細さは強みに変えられる/

不安が強い・行き渋り、繊細な子への親子コミュニケーションを届ける

発達科学コミュニケーショントレーナー、宮澤千尋です。

 

 

真夏のような暑さから一転、

東京は2日連続の雨で肌寒い日が続いています。

 

 

外へ出ないといけない日に、雨。

それだけで、少し憂鬱な気持ちになることがありますよね。

 

 

でも、そんな気持ちで一歩外に出たとき、目に飛び込んできたのは、雨の中でキラキラと輝くアジサイでした。

 

 

そのアジサイを見たとき、わたしは、小学3年生から「不登校」になった、長男(現在中1)のことを思い出したんです。

 

 

 

 

植物には、それぞれに合った環境がある

 

植物には、それぞれに合った環境があります。

 

 

太陽をさんさんと浴びる場所で、ぐんぐん育つ花もあります。

 

一方で、日陰のほうが元気に育ち、きれいな花を咲かせる植物もあります。

 

 

土の質、気温、日照条件、水の量。

その植物に合った環境は、それぞれ違います。

 

 

それなのに、わたしたち人間は、みんな同じ場所で花を咲かせることを求められているように感じることがあります。

 

 

特に子どもの頃は、じぶんで活動する場所を自由に選ぶことが難しい。

 

 

みんなは笑顔で通えているのに、なんで行けないんだろう。

学校に行くのが普通なのに、その普通が難しい。

そんなふうに感じて、苦しくなることがあります。

 

 

でも、植物で考えたら、それは本当に「おかしなこと」なのでしょうか。

 

 

場所を変えるとしおれていた花がみずみずしく花開く

 

たとえばアジサイを、太陽がさんさんと降り注ぐ南側の場所に植えたらどうなるでしょう。

「こんなに太陽の光を浴びているんだから、元気に育つはず」

そう思って見守っていても、葉や花が傷み、元気がなくなっていくことがあります。

 

 

そこで、その植物に合った育ち方を調べてみる。

すると、太陽がたくさん当たる場所よりも、少し日陰になる場所のほうが合っているとわかります。

 

 

その植物を、合う場所に移してあげる。

すると、しおれていた葉っぱがみずみずしさを取り戻し、きれいな花を咲かせることがあるのです。

 

 

花や葉が傷んでしまったのは、植物が悪かったのではなく、その植物に合う環境が、そこではなかっただけ。

 

 

たっぷり与えればいい、わけでもない

 

水やりも同じです。

「たっぷり水をあげたら、ぐんぐん成長するはず」

そう思ってサボテンに毎日たくさん水をあげていたら、日に日に元気がなくなっていく・・・。

 

 

なんで?こんなに水をあげているのに・・・。

そう思って調べてみると、水のやりすぎで根腐れを起こしてしまうことがあるとわかります。

 

 

その植物に合った水の量や頻度を知り、やり方を変えてみる。

すると、また元気を取り戻し、花を咲かせることがあります。

 

 

「よかれと思って与えたもの」が、その子にとっては多すぎることもある。

 

土、水、光、肥料の有無やタイミング・・・

これは、ヒトも同じなのかもしれません。

 

 

咲けない子なんていない

 

人間だって、きっと同じです。

みんなが同じ場所で、同じように元気に過ごせて、同じように笑顔になれる。

そんな環境は、もしかしたらないのかもしれません。

 

 

その子その子に合った安心があります。

 

 

その子その子に合った育ちやすい環境があります。

 

 

だから、学校に馴染めない子に対して、「なんでこの環境で花を咲かせられないの?」と見るのではなく、

 

「どうしたら、この子が花を咲かせられるんだろう」と考える視点を持っていたいと思うんです。

 

 

今の環境が、その子に合っているか。

今の関わりが、その子の脳と心に合っているか。

そこを見ていくことが、大切なのだと思います。

 

 

大人の役割は咲かせ方を一緒に探すこと

 

わたしは、この環境で花を咲かせられたかもしれない。

でも、それがわが子に合っているとは限らない。

 

 

わたしにとって当たり前だった場所が

わが子にとっては苦しい場所かもしれない。

 

 

わたしにとっては背中を押される声かけが

わが子にとっては負担になることもあるかもしれない。

 

 

わたしたち大人にできることは

「なぜ咲けないの?」と責めることではなく、

「どうしたら咲けるのかな?」と調べて、試して、また考えること。

 

 

その子に合う土を探す。

その子に合う日差しを探す。

その子に合う水の量を探す。

 

 

そんなふうに、環境と関わり方を見直していくことが、わたしたち大人の役割なのではないかと思います。

 

 

それが当たり前、社会の常識になるよう活動を続けていきたいと握りなおした朝でした。

 

 

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